夏になると、男の子がいる家庭ではカブトムシやクワガタを捕まえてきたり、飼ったりすることも多くなりますね。
でもカブトムシを飼っているのに、クワガタを貰ってしまったら…!?
同じ虫かごでカブトムシとクワガタを一緒に飼うのは大丈夫?喧嘩したりしない?
色々疑問に思いますよね。
今回はそんなカブトムシとクワガタの共存について見てみましょう!
カブトムシとクワガタは同じ虫かごにいれていい?
カブトムシやクワガタは小学生の男の子の好きなものの一つですね。
夏頃になると、ペットショップやホームセンターなどで、カブトムシやクワガタの飼育用品や、幼虫、成体を売っているのを見かけます。
特にカブトムシはペットとして昔から人気で、憧れのような存在ですね。
それに比べ、クワガタは意外にも家や店の明かりで寄ってきたりして、森や林まで行かなくても手に入ることが結構あります。
そんな迷い込んできてしまったクワガタを捕獲して、飼い始める方も多いでしょう。
私も毎年のように、コンビニで捕獲されたクワガタを貰ったりしていました。
しかし嬉しい反面、既にカブトムシを飼っていたりすると、虫かごの空きがなく、戸惑ってしまうことも。
「このカブトムシの虫かごに一緒に入れちゃっても大丈夫かな??」
「喧嘩したりしないかな??」
「でも虫かごはこれしかないし…」
色々悩んでしまいますね。
カブトムシとクワガタは、同じ虫かごで一緒に飼ってしまってもいいのでしょうか??
カブトムシとクワガタは一緒に飼えるの?
カブトムシを飼っているのに、クワガタを貰ってしまった…
一緒の虫かごで飼うのはOKなのでしょうか?
結論から言うと、不可能ではありませんが、やめておいた方がいいでしょう。
カブトムシもクワガタムシも元々は自然の中では共存しています。
しかしそれは広い自然の中での話です。
広い林の中でももちろん餌場の奪い合いもありますから、狭い虫かごの中で出会ってしまったら、当然喧嘩になってしまいます。
カブトムシもクワガタムシも闘争心が強い昆虫ですからね。
特にオス同士では喧嘩になる確率が高いです。
これはカブトムシ同士を飼うときも、クワガタ同士を飼うときも同じなのです。
基本的には同じ種族同士でも単体で飼うことを勧めることが多いです。
虫かごはホームセンターだけでなく100均などにも売っており、比較的簡単に安く手に入ります。
ですので、多少小さくてもいいのでクワガタ用にもう一つ虫かごを用意してあげましょう。
しかしすぐには買いに行けない…それまでどうしよう?
そんなときは、カブトムシを飼っている虫かごの中を仕切りで分けるようにします。
土の中までしっかりと仕切り板を差し込み、一つのかごに2つの部屋を作ります。
そしてそれぞれにカブトムシとクワガタを入れます。
もちろんきちんと餌もそれぞれ置いておきましょう。
カブトムシとクワガタが喧嘩するとどうなる?
もし同じ虫かごでカブトムシとクワガタムシを飼って、喧嘩してしまったら、どうなるのでしょうか??
まずクワガタムシの雄は大きなハサミを持っています。
クワガタムシの方が強かった場合、カブトムシのお腹がこのクワガタのハサミで破られてしまいます。
朝になって虫かごを見たら、カブトムシのお腹が破られて死んでしまっていた…なんてことになってしまうのです。
それに対してカブトムシの雄は大きなツノを持っています。
カブトムシの方が強かった場合、クワガタムシはこの大きなツノでお腹を刺されたり、体を持ち上げられてひっくり返されてしまい、そのまま起き上がれずに死んでしまうことがあります。
非常にどちらもオスは攻撃力が高いので、夜のうちはどちらも元気だったのに、朝になったら死んでいた…!なんてことは十分ありうるのです。
もちろん同じ虫かごでオス同士を飼っても喧嘩にならないこともありますが、それはまれだと思ってもいいでしょう。
せっかくかわいがって飼おうと思っていたのに、喧嘩して死んでしまってはとても悲しいですよね。
飼育するケースを分ける。
たったこれだけでそんな事態は防げますので、やはりカブトムシとクワガタは同じ虫かごは避けるべきでしょう。
まとめ
カブトムシとクワガタムシは林などで同じ木の上で仲良く樹液を舐めているイメージがありますが、昔からカブトムシ相撲という遊びがあるくらいですから、基本的には喧嘩しやすい昆虫なのです。
同じ虫かごで仲良く暮らしていたら、それはそれでかわいいでしょうけれども期待はできません。
小さな昆虫でも命は命、たった一つの大切な命です。
カブトムシもクワガタムシもペットですから、適切な飼育環境で、大切に飼ってあげなければいけませんね。
大切に飼ってかわいがってあげれば、子供にとっても良い思い出となり、よい教育となるでしょう。