石川県の名物、「とり野菜みそ」。
テレビや雑誌などで取り上げられ、今や全国的にその名が知れ渡っています。
しかしその一方で塩辛いという声も。
味噌味なのでどうしても濃く感じたり、塩辛く感じたりしやすいのでしょう。
普段薄味の料理に慣れている方は、特に感じるかもしれませんね。
今回は、とり野菜みそが塩辛く感じた時に美味しく食べる方法、レシピをご紹介します!
とり野菜みその鍋が塩辛い!
石川県で昔から愛されてきた、とり野菜みそ。
そのとり野菜みそが美味しい!と口コミなどで広がり、今では全国的に知られる存在となっています。
実際に私が住む岐阜県のアピタでも、今では味噌コーナーにとり野菜みそが普通に売られています。
私も何度かとり野菜みその鍋を作りましたが、確かに美味しいです。
ただその一方で、塩辛く感じる方もいらっしゃるようです。
石川県と言えば加賀料理。
懐石料理などはもちろんおだし中心の薄味ですが、石川県のある中部地方は濃い目の味付けも多かったりします。
赤味噌、醤油は濃い口、刺身にはたまり醤油…
甘辛いものが多く、ほかの地方の方からしたら濃く感じるかもしれません。
とり野菜みそは一見合わせ味噌っぽいですが、味は白味噌寄りのような感じです。
とり野菜みそそのものをなめてみると、確かに若干塩分が強いように感じました。
パッケージの裏面にとり野菜みそ鍋のレシピが載っていますが、とり野菜みそ1袋に対して水は400~500㏄。
これで作った時に食べ始めはそんなに気にならないのですが、段々しょっぱさを感じるようになったりするようです。
また普段薄味だったりする方は、初めから塩辛く感じるようですね。
とり野菜みその鍋が塩辛くなく美味しく食べられるレシピとは?
とり野菜みそがしょっぱいことを予め知っていて、味噌の量を調節すれば問題ありませんが、問題は知らずに一袋使ってしょぱかった場合。
もう入れてしまった味噌は、後から減らすことはできませんよね。
ではそんな時の対処方法を紹介しましょう。
・甘みのある野菜を追加する
基本の白菜、人参に加えてキャベツ、玉ねぎ、ネギなど甘みの出る野菜を追加すると、塩分がぐっと和らぎます。
野菜からの甘みのあるだしが出て、全体的に優しい印象の鍋へと変身しますよ!
・水分の多いもの、たんぱくな野菜などを追加する
白菜を増量したり、もやしや大根など水分が多くたんぱくな野菜、豆腐などを追加すると、野菜の水分によって全体的にとり野菜みそが薄まり、ちょうどよい濃さになります。
水を追加するのとは違い、ただ薄まるのではなくコクを残しつつ、とり野菜みそを薄めてくれるのです。
・砂糖を入れる
鍋に砂糖??と思いがちですが、砂糖と味噌はやっぱり相性抜群です!
一気に大量に入れず、様子を見ながら砂糖を加えていってくださいね♪
・お酒を入れる
日本酒や料理酒にも甘みがありますので、塩辛さが和らぎます。
またお酒の風味が加わり、まるで石狩鍋のような味わいに。
鮭やジャガイモなどを入れれば、グッと石狩鍋っぽくなりそうですね!
とり野菜みそ鍋の残りをアレンジするレシピ
さて煮込む具材を増やすと、食べ終わった後鍋が残りがちになりますよね。
そんなとり野菜みそ鍋の残りをもっと美味しく食べるアレンジレシピをご紹介します!
・ラーメンを入れて「味噌ラーメン」
ニンニク少々と中華麺を入れて煮込みます。
味が足りなかったら、塩などを様子見ながら足していきましょう。
ラーメンは子供も大人も大喜び間違いなしです!
・おもちを入れて「京風雑煮」
京都のお雑煮は、味噌仕立て。
とり野菜みそは白みそに近い味わいなので、お雑煮にぴったりです!
・少し薄めて味噌汁に
とり野菜みそはシンプルな味噌味なので、味噌汁の味噌としても美味しくいただけます。
鍋の残りには野菜のだしがぎゅっと詰まっているので、非常に味わい深い味噌汁に。
豚肉を加えれば豚汁になりますね♪
まとめ
とり野菜みそは濃い、塩辛いと言われていますが、具材などを工夫することで、非常に甘みのある優しいお鍋になります。
甘みのある野菜を入れること、水分の多い材料を入れることなど、色々対策ができます。
また残った鍋も色々リメイクできるので、最後まで楽しめそうですね!