母の日と言えば、カーネーションですね。
でもなぜカーネーションを贈るのか、由来はご存知でしょうか。
そしてカーネーションは色ごとに込められた意味もあるのです。
今回は母の日のカーネーションの色についてと、
由来や意味について見てみましょう!
母の日のカーネーションは何色がいい?
母の日のカーネーションは定番ですが、カーネーションの色の定番と言えば赤でしょうか。
現代では母の日=赤いカーネーションですが、
元々は母親が故人である場合は白いカーネーションだったそうです。
そして母親が健在である場合は、赤いカーネーション。
日本では母親がいない子供に対して配慮をしようということで、
赤いカーネーションと白いカーネーションの区別をやめることとなりました。
特に色にこだわらなくなった近年では、
赤だけでなく、白のカーネーションでも問題はありません。
ただ元々白のカーネーションは故人に向けたもの…と考えると、
白は避けた方が無難かもしれませんね。
そのほかの色に関しては特に由来などはなく、ピンクだって黄色だって何色のカーネーションでも、
好きな色でOKなのです。
母の日のカーネーションの由来は?
さて母の日=カーネーションになった理由ですが、元々母の日という風習はアメリカが発祥でした。
母の日ができるきっかけとなった活動をしていた女性の娘が、
母亡き後、母の好きだった白いカーネーションを教会に贈ったのが始まりとのこと。
ですから最初は母の日と言えば、白いカーネーションだったわけなのです。
世界中で母の日の風習がありますが、実はどの国でもカーネーションが定番というわけではありません。
例えばオーストラリアでは、カーネーションではなく、母の日に菊の花を贈るのが定番となっているのです。
クリサンセマムというマーガレットに似た菊の花なのですが、
母の日の頃はオーストラリアは秋であり、このクリサンセマムがちょうど咲く時期にあたるためなのです。
母の日のカーネーション 色に込められた意味は?
カーネーションという花は、キリスト教において、
十字架にかけられたキリストに聖母マリアが涙を流し、
その涙から咲いた花だとされているそうです。
そんな流れから、赤いカーネーションは母性愛の象徴とされています。
そのため、母の日=赤いカーネーションになったようですね。
赤いカーネーションはなんだかあたたかな印象がありますよね。
そんな雰囲気も母の愛にぴったりです。
また白いカーネーションは十字架にかけられる前にキリストと聖母マリアを表し、
赤いカーネーションはキリストの血だと言われています。
キリスト教とカーネーションと母の日。
この3つは古くから深い結びつきがあるようです。
まとめ
母の日におけるカーネーションとの結びつきは、意外にとても歴史の長いものなんですね。
カーネーションは現代では品種改良も進み、様々な色のカーネーションがあります。
中にはレインボーカーネーションなんていう人工的に着色されたものも!
贈る相手のイメージでカーネーションのカラーを選んでもいいですし、
青や虹色など、ちょっと珍しいカラーで攻めてもいいですね♪
また花言葉もカーネーションの色によって違いますから、花言葉で選ぶのもありでしょう!