5月の青空に泳ぐ鯉のぼりは、季節を感じさせる風景の一つですね。
しかし残念ながら、毎日晴天というわけにはいきません。
夜や雨の日、みなさんは鯉のぼりをどうしていますか?
今回は夜間や雨の日は鯉のぼりをしまうべきなのか、
そして簡単な鯉のぼりのしまい方について見てみましょう!
鯉のぼりって夜間や雨の日にはしまうべき?
鯉のぼりを飾る時ですが、みなさんは飾りっぱなしにしていますか?
それとも夜や雨の日は片付けていますか?
近所を見てみても、意外にみなさんバラバラだったりするんですよね。
もしかしたら中には「雨の日は片付けないと風習的によくない」
なんて言われて育った人もいたり、逆に
「雨の日だって鯉のぼりは飾っておくべきだ」
なんて言われてきた人もいるんじゃないでしょうか。
そう、実は風習としてはどちらでもいいんですよね。
夜や雨の日に飾りっぱなしでも、
その都度片づけてもどちらでもいいのです。
ですが、これはあくまで風習としての話。
個人的には、夜や雨の日は片付けた方がいいのではないかと思います。
それは鯉のぼりの劣化を防ぐためです。
一説では昔は雨の日でも飾りっぱなしだったとの話もあります。
昔はそれでも平気だったんですね。
しかし、現代は雨と言ってもただの水ではありません。
工場の煙や車の排気ガスなどを含んだ雨であり、
酸性雨だともいわれています。
コンクリートなどでも雨に打たれると劣化してしまう、酸性雨。
それが含まれた雨が鯉のぼりに当たってしまったら、劣化は当然ですよね。
ちょっとやそっとの雨ですぐに鯉のぼりが傷んでしまうのは考えにくいですが、
それが重なっていけば、鯉のぼりは長持ちしないでしょう。
現に子供が生まれた時に鯉のぼりを買って、雨の日も揚げっぱなしだった人は、
子供が小学生になる頃には劣化してしまい、買い直したという体験談も見あります。
また、夜に鯉のぼりをしまった方がいいのも、濡れるのを防ぐためです。
5月は昼間はかなり暖かくなりますが、夜間とはまだまだ気温差があります。
そのため夜も鯉のぼりを出しっぱなしにしてしまうと、
夜露に濡れてしまい、鯉のぼりが傷んでしまう原因となります。
そのほかにも夜鯉のぼりを飾ったままにしておくと、
意外にその風に吹かれる音がバタバタうるさいそうです。
夜や雨の日に片づける派の人としては、
鯉のぼりを洗濯物と同じように考えているそうです。
朝出して、夕方片づける。
生活の一部になっているようですね。
中には夜も雨の日も鯉のぼりが出しっぱなしになっていると、
だらしない人だなーと感じる人もいるんだとか。
やはり少し面倒と感じるかもしれませんが、
雨の日や夜は鯉のぼりを片づけておいた方が、間違いないでしょう。
鯉のぼりのおろし方。忙しいときや面倒な時でも大丈夫♪
飾る時はとても楽しいのですが、いざ片付けるとなると面倒になってしまう、鯉のぼり。
夜や雨の日はしまった方がいいとは言うものの、
なかなかしまうのは大変なことです。
毎晩鯉のぼりを全部片づけるのは大変!
そんな時は、まず縮めることができるタイプのポールは縮めておきましょう。
そして鯉のぼりのロープは緩めて、鯉のぼりを下げておきます。
鯉のぼりの鯉は上からビニール袋などをかけて、袋の口を縛っておけば安心!
更に鯉のぼりが泳いでしまわないように、ロープなどで袋の上からぐるぐる巻いておけば、
夜バタバタとすることはないです。
ベランダに飾るタイプなど小さめの鯉のぼりはこういった感じで、
手軽に濡れないようにしておけば大丈夫ですよ。
庭に飾るような大きな鯉のぼりは、残念ながら手軽に片づける方法がなさそうです。
ただこちらも鯉のぼりを下して、鯉のぼりに袋をかける方法が出来れば、
その方法でもいいでしょうね。
まとめ
子供の健康と成長を願って飾られる鯉のぼり。
出来れば大切にして、長く楽しみたいですよね。
そのためにはやはり、なるべく劣化させないことが必要。
雨や夜露には当てないようにしておきたいですね。