春の旬の山菜であるわらび。
ご近所からたくさんもらって…なんてこともありますね。
今回はわらびのあく抜きを簡単にする方法と、
重曹以外のあく抜き方法、あく抜きした後の保存方法について見てみましょう!
わらびのあく抜きで簡単な方法は?
生のわらびをたくさんもらって…
そんな時にまずわらびを食べられる状態にするには、
あく抜きが必要です。
しかしあく抜きってなんだか難しそう…
でも実は以外に簡単にできるのです!
本来「あく」は「灰汁」と書くだけあって、
灰であく抜きをするのです。
しかし現代では一般家庭で草木を燃やしたりすることも少ないですから、
そうそうに簡単には灰が手に入りません。
そこで使うのが、重曹。
重曹を使えば簡単に、失敗が少なくあく抜きができます!
では重曹を使った、簡単なあく抜き方法をご紹介♪
②火を止めて、すぐに水洗いしたわらびを入れる。
③そのまま冷まし、湯が冷めたら、新しい水に取り替える。
④一晩置き、水をもう一度替える。
コツは、重曹を入れすぎないこと、
(苦くなったり、わらびが溶けてしまいます)
わらびが水から出ないようにすること、
(出るようであれは落し蓋を!)
わらびを貰ったらすぐにあく抜きをすることです。
茹でてしまうとわらびのしゃきしゃき感がなくなってしまいますが、
この方法だとしゃきしゃきした食感も残り、
煮物にしても生のままでもおいしくいただけますよ♪
わらびのあく抜きを重曹以外でする方法
わらびを貰ってあく抜きをしたいけれど、重曹がない!!!
そんな時のために、重曹以外でのあく抜き方法をご紹介します♪
この方法はNHKの「あさイチ」でも紹介され、
話題となったわらびのあく抜き方法です。
重曹の代わりに使うものは…
なんと小麦粉!
重曹はいつでもあるわけではないかと思いますが、
小麦粉なら常にあるよ!という家庭も多いのではないでしょうか?
では小麦粉でわらびのあく抜きをする方法をご紹介します!
②①を火にかけ沸騰したら、わらびを入れて弱火に。3分くらい煮る。
③わらびを取り出し、冷水に10分程度ひたせばOK!
この方法は家にあるものですぐあく抜きできるだけでなく、
簡単な上に、とっても時短という素晴らしい方法なんです!
重曹であく抜きする方法は一晩かかりますから、
すぐに食べたい!何て時に嬉しいこと、この上ないですよね♪
この小麦粉を使ったあく抜きのコツは、小麦粉を水によく溶かすこと。
大量の水に小麦粉は溶けにくいですから、
最初に少量の水で小麦粉を練って、それを水に溶かすといいでしょう。
わらびをあく抜きしたらどうやって保存する?
さてあく抜きしたわらびですが、たくさんすぎて一度には食べきれない…
そんな時の保存方法をご紹介いたします。
水を入れた袋などにわらびを入れておき、水を毎日交換する。
もしくは5%程度の食塩水にわらびを入れておく。
袋は空気をできるだけ抜いて、口をしっかり縛り、密閉しておきます。
5cmくらいの幅にあく抜きしたわらびをカットして、
小分けしてジッパー付きの袋に入れます。
しっかり空気を抜いて冷凍庫へ。
多少食感は失われますが、これでいつでもわらびが楽しめます。
漬物やおひたしなどそのまま使う場合は自然解凍、
煮物など加熱する場合は冷凍のままでOKです!
ザルなどに重ならないように並べ、良く晴れた日に天日で干します。
少し乾いて来たら手でよく揉み、これを何回か繰り返します。
しっかりカリカリに乾かしたら、袋に乾燥剤と共に入れて保存。
使うときは水で戻し、水からゆっくりと煮ていきます。
生で食べたい場合は出来るだけ冷蔵保存で早めに、
冷凍や乾燥したわらびは加熱調理が最適かもしれませんね♪
まとめ
難しそうなイメージのわらびのあく抜きですが、
意外と簡単そうですね♪
重曹がなくても灰がなくても、すぐにあく抜きができる方法は
是非試したいものです。
わらびはあくのある状態では毒性を持った山菜ですので、
しっかりとあく抜きをしていただきましょう。